岐阜県の旅で「高山祭り」と長良川の「鵜飼」を観てきました
この秋には、日本三大美祭(• 京都・祇園祭・岐阜高山祭• 埼玉秩父夜祭)の1つ飛騨高山祭りと、松尾芭蕉やチャールズチャップリンも訪れたという長良川の鵜飼たくて、岐阜県を旅してきました。日本の伝統文化芸能に触れる、学びの多い素敵な旅行になりました。
まずは、ユネスコ無形文化遺産にも登録されており、300年以上前から続いている飛騨高山祭り。

街中には、精巧な技巧が施された獅子の彫刻・細やかな細工の飾り金具・豪華な綴錦織の飛騨匠の技が息づく絢爛な祭り屋台が続々と登場。

長さ7〜8mの縦型の大きな屋台は多角的な工芸芸術のようで「動く陽明門」とも言われていますが、岩絵具や純金箔を用いた立体彫刻の極彩色の花・車輪を取り巻く塗りなどは、まるで美しい時代絵巻が動いているようです。本当に美しく圧巻でした。

高山祭りの櫻山八幡宮境内で行われる「からくり奉納」は、日本のからくり人形の最高峰と言われています。今回は高さ7mの屋台で展開される「離れからくり」と呼ばれる仕組みのからくり人形。
このからくり人形は、9人の「綾方(あやかた)」と呼ばれる操作者が、合計36本の絹糸(手綱)を巧みに操って演じているそうですが、2体の唐子人形が、3本の棒を体操の大車輪のように回転しながら伝え渡り、最後は空中サーカスのように、布袋様の両肩に乗るという、絶妙な離れを披露します。

クライマックスには花吹雪まで散らす大サービス。気のせいか布袋様は、観客の拍手や歓声に、満足そうな優しいドヤ顔をしているようにも見えました(笑)。
その仕草と可愛らしい表情に、私はすっかり胸キュンです。

そして、岐阜県でのもう1つのお楽しみは、岐阜県長良川で1300年以上も続いている漆黒の中の「鵜飼」。

現在の鵜匠は6名で「宮内庁式部職鵜匠」に任命されており、国重無形・有形民俗文化財にも指定されています。

漁の灯りは篝火だけ。風折鳥帽子に腰蓑姿という伝統装束の鵜匠が、鵜と手縄を巧みに操り、船を進ませながら鮎を採っていきます。

今回、船上から初めて拝見しましたが、伝統を守りながら鮎を採る姿は、非常に幽玄で古典絵巻の様でした。

事前に「長良川鵜飼ミュージアム」も見学していたのですが、鵜匠は鵜と共に生活し、丁寧に訓練をして、深い絆で結ばれています。そんな様子を知ると、様々な意味で味わい深く見学する事ができました。

鵜のくちばしの痕がついている鮎は、「鵜鮎」と称され非常に美味とされています。この日、宿泊先で食べた鮎は鮮度が保たれ、ふっくら柔らかく臭味もなく、今まで食べた鮎と全然違う美味しさでした。ビックリしました。

まだまだ日本の伝統文化で観た事がない事がたくさんあります。今回の旅はとても充実した学びがたくさんありました。
これからも日本の美しい文化や芸術を、丁寧に心に刻んでいけたらいいなぁ、と思います。

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