「龍ヶ崎の歴史と能を親しむ会」で、能舞「鵺(ぬえ)」の朗読と司会を務めさせて頂きました。

龍ヶ崎にある大統寺で開催された「 龍ヶ崎の歴史と能を親しむ会 」で、能舞「鵺(ぬえ)」の朗読と司会を務めさせて頂きました。

今回は野村萬斎さんとも親交が深い能楽師の山中一馬先生が能「鵺」をご披露くださるので、初めて能をご覧になる方にもわかりやすいようにと、最初に朗読で「鵺」の物語をお聴き頂きました。

この企画は「 龍ケ崎ルネサンス 」の皆様が主催され、龍ヶ崎にある「頼政神社」をきっかけに、龍ヶ崎の歴史と頼政に関する能楽を、子供たちや市民の方に知って頂こうというもの。

会場となった大統寺は、満席のお客様!本当にありがとうございます。

会のはじめに、大統寺のご住職でいらっしゃいます渡辺文敬様のお話しを頂きました。

5分ほどの座禅(椅子座禅)の時間があり、会場が静まり返り、心を整えるのにとても良いご提案でした。

その後、中原篤徳龍ケ崎ルネサンスの副代表(流通経済大学教授)による「 龍ケ崎の歴史と頼政神社とのかかわり 」についてのお話。

続いて、重要無形文化財総合指定保持者で、金春流能楽師の山中一馬様より、能の歴史やお衣装・装束のお話しを伺いました。

山中先生のお話しは非常にわかりやすく、能の歴史や、能面の表と裏の話や、般若の面の話など どれも興味深い内容でした。

その後、「お能体験の発表会」として、子供たちが謡(うたい)で「 高砂 」を披露。山中先生に3日間ほどお稽古を頂いた練習の成果を披露しました。

披露の後、子供たちにインタビューをさせて頂くと「 面白かった!」「上手く歌えた」など能に対して前向きな気持ちが多く、会場からも温かい拍手がわき起こりました。

いよいよ後半は、私の朗読と、山中先生の能舞の披露です。

今回の朗読では、渡辺ひろみさんに琵琶の伴奏を付けて頂き、「鵺(ぬえ)」の全編を朗読。

鵺(ぬえ)は、頭は猿・胴体はたぬき・手足は虎・シッポは蛇という怪物の事。

しかし、悲しい運命を背負い霊となって現れる、朗読していても、なんとも切なくなるお話しで、室町時代初期に描かれた世阿弥の傑作の1つです。

朗読の中に、能の中に出てくる台詞と同じものがあるので、朗読を聴いてから能を見ると、「 ああ。このシーンのことを表現しているのだなぁ 」とはっきりわかります。なので「 能を身近に知って頂くには 朗読はなかなか良い手段だ」と いつも好評なので、それはとても嬉しい事です。

会の結びは、シテ方:山中一馬様・地謡:雨宮悠大様・山下秀樹様・涌井明様で、能舞「鵺」の後半部分のご披露。

非常に印象的な装束と面。美しい舞と表現・・・。

こんなに近くで拝見する機会はめったにない事なので、とても貴重で素晴らしいひと時になりました。

日本の伝統文化芸術「 能 」

今回は様々な学びとともに、極上のひと時となりました。

私も朗読でご一緒させて頂き感激です。

龍ケ崎ルネサンスの代表の諸岡佳子様はじめ、スタッフの皆様、山中一馬先生。

そして会場をご提供くださった大統寺様、ご参会下さいました皆さま。

本日も素晴らしい空間でご一緒させて頂きまして ありがとうございました。

これからも、素敵な企画で是非是非、お手伝いさせてくださいね。

本当に素晴らしい一日でした。ありがとうございました

楽しいみにしています。

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