古河市名崎小学校にて、全校生徒の前で、朗読コラボ「スイミー」を公演させて頂きました。

茨城県文化振興財団を通じての文化体験出前講座の一環として、古河市名崎小学校にて、全校生徒360名の前で、朗読コラボ「 スイミー 」を公演させて頂きました。

今回のプログラムは、前半にマリンバとフルートのコラボレーションをたっぷりと。そして後半は 朗読と音楽のコラボレーションで「 スイミー 」を映像と共にお楽しみ頂きました。

途中の楽器紹介では、マリンバを観た事のない生徒さんも多く、大きさやマレットの種類の多さにビックリしていました。

フルートは、ピッコロとの音色の違いも聴いて頂き、ディズニーメドレーなどでは大活躍でした。

レオ・レオニ:作 谷川俊太郎:訳 「 スイミー~小さな賢い魚のはなし 」は、小学校の国語の教科書にも載っているので、タイトルを言った瞬間に、子供たちは 大喜び!嬉しい反応でした。

実はこの日は、詩人である谷川俊太郎さんが、天国に召された日でした。

まさに、丁度そんな日に、谷川さんの名訳「 スイミー 」を朗読させて頂く事。そして、それを多くの子供たちがキラキラした表情で聴いてくれる瞬間に、何か大きな意味と不思議なご縁を感じました。

スイミ―の朗読の他にも、谷川俊太郎さんが スイスの画家「パウル・クレー」が描いた金色の魚の絵から インススピレーションを受けて作った詩「 黄金のさかな 」の朗読もしました。

朗読と共に、スイミーたちが住んでいる、海の深い様子をマリンバで、魚たちの素早い動きを フルートで表現していく朗読コンサート。

子どもたちの心の中で、スイミーたちの様々な様子を思い描いてもらえたら幸せです。

コンサートの最後は、花束を頂き、みんなと一緒に名崎小学校の校歌を歌いました。

子どもたちの元気な歌声と、スイミーへの歓声や、様々な楽曲への素直なリアクションがと手も嬉しく、気持ちの良いコンサートになりました。

古河市名崎小学校のみなさん、茨城県文化振興財団のみなさん、今回は素敵なひと時をご一緒させて頂きまして 本当にありがとうございました。

谷川俊太郎さんが亡くなった日に「 スイミー 」の朗読コンサートをさせて頂いた事はすっと私の中で、支えとして心に残るエピソードになって行くと思います。

谷川俊太郎さん、素敵な作品をありがとうございました。

これからも 子どもたちに読み伝えていきますね。

( お写真は全て許可を得て掲載しています )

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